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雨の絶景レース、笑顔咲く 白山白川郷ウルトラマラソン
第６回白山白川郷１００キロウルトラマラソン（北國新聞社、テレビ金沢後援）は９日、白山白川郷ホワイトロードを含むコースで行われた。１０２７人が出場し、ホワイトロードでは山の緑と渓谷が織り成す絶景にランナーの笑顔が咲いた。雨で過酷さが増すレースとなったが、出場者は山、川、海の景色を楽しみながら体力の限界に挑み、６７５人が完走した。石川勢は男子で和田瞬さん（白山市）が７時間１７分２５秒で２度目の優勝を果たした。
今回は「タフな大会」のイメージを打ち出し、ショートコース（第１～４回は５０キロ、第５回は７０キロ）を廃止し、初めて１００キロコースに絞った。前回に引き続き、「世界遺産・ジオパークシリーズ」の冠名が付く標高差１４５０メートルのレースで、海外勢は過去最多の２５人がエントリーした。
前日からの大雨で中止が懸念されたが、午前４時ごろには上がり、ランナーは同５時に白川村の寺尾防災グラウンドをスタートした。曇り空の下、世界遺産の合掌造り集落や雲間から差し込む朝日、雨で水量が増した大小さまざまな滝、手取峡谷、のどかな田園などの景色を堪能しながら走った。
昼ごろから天気が崩れ、風雨に耐える苦しそうな表情が目立ったが、ボランティアスタッフや住民の温かい声援が背中を押した。
完走率は６５・７％で、石川勢の女子では山下加奈子さん（能美市）の６位が最高順位だった。石川、富山県勢の上位者は次の通り。
▽男子 （１）和田瞬（白山市）７時間１７分２５秒（１０）浜上貴志（同）８時間２６分１５秒
▽女子 （６）山下加奈子（能美市）１０時間２８分５秒（７）山本英美（高岡市）１０時間４７分５９秒（９）大野愛美（富山市）１０時間５３分４７秒
掲載URL：https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180911-00644331-hokkoku-l17